軽い気持ちで、出来心で浮気をしてしまった…
彼にはバレなくても、浮気は彼を裏切る行為。
この「悪いことをしてしまった…」と感じる時に抱くのが罪悪感。
でも、どうして罪悪感を抱くのでしょうか。
一般的に、人には三つの規範意識があるといわれています。
一つ目は人道的なもの。
私達は「人の命は大切にしなければならない」「尊重しなければならない」と言われて育ちますね。
二つ目は道徳的なもの。
世の中には人道的な見地以外でも善悪が定められているものがあります。
「人の嫌がることはしない」「自分がされて嫌なことはしない」など授業などで教わる心のあり方です。
三つ目は宗教的なもの。
日本は宗教の自由が認められていますし、正月には初詣、夏には墓参り、冬はクリスマス、とさまざまな宗教行事にフランクに参加します。
子供の頃に「おてんとさまが見てる」「ご先祖様に顔向けできない」「悪いことをしたら地獄へ行く」と聞いたことはありませんか。
また「因果応報」「自業自得」と考えたことはありませんか。
これらの考え方はみな宗教的なもの。
触れていないようで、実は考え方の奥深くに根づいている規範のひとつなのです。
人はこの三つの規範に反することをした、と感じると罪悪感を抱くと言われています。
自分の中の規範と照らし合わせて外れてしまった時に「悪いことをした…」と感じるのですね。
浮気は道徳的な規範から「してはならないこと」と言われています。
それに外れてしまったことが、罪悪感を抱いた一つの原因です。
今回は浮気した罪悪感が消えない理由と消す方法についてお伝えします。
Contents
どうして?罪悪感が消えない理由3つ
こちらでは、浮気した罪悪感が消えない理由についてお話しします。
裏切ったことの重大さに気づいたから
誰かの信頼を裏切る、というのは大きな罪悪感を生む行為です。
ほんの軽い気持ちや出来心で浮気をしてしまってからようやく気がついたのでしょう。
「裏切る」ことで自分が受けるダメージをよく分かっていなかった、浮気への認識が甘かったタイプです。
大好きな彼を裏切ってしまった…
特に彼に問題がなく、浮気を正当化するような理由もない場合は、申し訳なさでどうしようもなくなってしまいます。
バレる恐怖を常に抱えているから
浮気は一時の火遊びであっても、してしまった以上はいつまでもバレる可能性がつきまといます。
ちょっとしたことから数年前の浮気がバレた、結婚した後にバレてしまった、なんてこともありうることです。
彼と一緒にいる限りは、その恐れと隣り合わせで生きていかなくてはいけません。
「バレたら困るようなことをしてしまったんだな…」という意識は、罪悪感を常に刺激します。 スポンサーリンク
謝ることができないから
私達は「悪いことをしたら謝る」と教わって育ちます。
子供時代は自分が悪いと分かっていても謝ることに抵抗を感じるものですが、大人になってくると謝ることで自分も楽になる利点を理解するようになります。
謝るというのは、許しを得る一つの大きな機会なのです。
でも浮気はひそかに彼を裏切る行為。
別れる覚悟でなければ、表立って謝ることはできません。
悪いことをしたと感じながらも謝ることすらできない、許しを乞うことができない、という状況も罪悪感が消えない理由の一つです。
罪悪感を消す2つのコツ
では、浮気をしてしまった罪悪感が消えないときはどうしたらいいのでしょうか。
罪悪感を消すための2つのコツを紹介します。
彼に尽くす
罪悪感を消す一つ目のコツは、彼に尽くすこと。
償う(つぐな-う)、贖う(あがな-う)、という言葉がありますね。
あれは「自分の罪を行動やお金で過ちの埋め合わせをする」という意味です。
一度は罪と感じてしまったものを「罪ではなかった」と消し去るのは至難の業。
それよりは自分ができる精一杯のことを彼に対して行い、彼を大事にしていくこと、彼を幸せにする努力で埋め合わせることをおすすめします。
罪滅ぼしと言ってしまえばそれまでですが、口にできない罪は自分の中で昇華しなければ消えることはありません。
尽くしているうちに少しずつ楽になっていくはずです。 スポンサーリンク
告白して彼に任せる
罪悪感を消すコツの二つ目は、別れを覚悟の上で彼に打ち明けること。
もちろん、この場合の選択権は全て彼にあります。
彼が別れを選択したのなら、それはどうしようもないこと。
もし彼に許されて付き合い続けることになったとしても、打ち明ける前と同じままではいられません。
それでも、どちらの場合でも胸に抱え続けていた時ほどの罪悪感はないはず。
罪滅ぼしの一つとして「墓場まで持っていくつもりで黙っている」こともできますが、それで罪悪感が消えるかどうかは不明です。
恐らくは、黙っていつつ罪悪感を消したい!という方が多いのでしょうが、一度抱いた罪の意識はそう簡単には消えないもの。
裏切ってしまった大切な人と毎日顔を合わせて生活するというのは、罪悪感を常に刺激されてしまうものなのです。
その選択で自分は幸せになれるのか、と考えてみることも大切です。
罪悪感が消えるには時間が掛かる
出典;罪悪感は厄介である
普段きっちりとした生活を送り、人には優しくしよう、ルールを守ろう、と自分に厳しく生きている人ほど、罪悪感が消えるのには時間がかかります。
打ち明けるか抱え続けるかは自分で決められることですが、追い詰め過ぎは厳禁。
自分の心のケアも忘れず行ってくださいね。