近年、交際相手へのDVが深刻化しています。
新聞やテレビのニュースなどで目にする機会も多くなっていますよね。
女性によるDVも増えてきているようですが、まだまだ男性からのDVが多い傾向にあります。
なぜ、彼らは大切なパートナーに対し暴力を振るってしまうのでしょうか?
この記事ではDV男の特徴や心理を紹介するとともに、DV男に捕まってしまった時の対処法について解説していきます。
被害者になってしまわないように、最後までご覧になり参考にしてみてください。
Contents
DV男の特徴とは?
まず、DVをしてしまう男性の特徴について解説していきます。
束縛をしたがる
DV男は、交際相手の彼女に対しての束縛が強い傾向にあります。
異性とは連絡を取らないように強要したり、着信履歴やLINEの履歴までチェックしないと気が済まない人も多いです。
休みの日は、全て自分との予定を入れるように指示したり、別々で行動する時には頻繁に連絡をしないと機嫌が悪くなってしまいます。
単に過去のトラウマなどから心配で束縛をしたがるケースもあるでしょうが、彼女のことを自分で支配し、コントロールしたいという気持ちが強いのでしょう。
まじめで優しそう
DVの加害者で多いのが、一見まじめで優しそうな男性であることは非常に多いです。
しかも、そのような人がDV男に豹変してしまうのはある日を境に急にといったようなパターンです。
まじめで優しく、周りからの好感度も高いので被害者自身も驚いてしまうでしょうし、周りには信じてもらえないことも。
このような人については、出会ってすぐに見抜くことは不可能ですので、関わっていく中で暴力的な言動が見られた時には警戒心を強く持つべきですし、別れるという判断をするのも一つの手段です。
自分が正しいと思っている
DV男には、自分が正しいと考えている人が多い傾向にあります。
そのため、自分の価値観を彼女に押し付けてしまったり、喧嘩をしても自分は悪くないと考えるため、自分から謝ることはしません。
自分が正しいと思っているため、考えを否定されたり、自分の価値観との相違のある言動をするなど、彼女が自分の思い通りにならないと激しく怒ったり機嫌が悪くなってしまいます。
思い通りにならないことが続くと、「なんでわかってくれないんだ」といったような気持から暴力に発展してしまうことも少なくありません。
上から目線で接してくる
自分よりも立場が下だとみている人に対して、とことん上から目線で接するのもDV男の特徴です。
例えば、店員に対しての態度が大きかったり、すぐにクレームを入れたがるなどです。
DV男は良くも悪くも自分や他人に厳しい人が多く、自分の中で「こうあるべきだ」という考えやルールがあります。
他人の言動が、そのルールの中から外れてしまうとそれが許せず、すぐに感情的になってしまうのです。
交際相手が、デート中に店員に対して横柄な態度を頻繁にとる場合は要注意です。
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DV男の心理とは?
続いて、DVに手を染めてしまう男性の心理について見ていきましょう。
自分が悪いとは思っていない
暴力を振るったとしても自分が悪いとは思わないことも、DV男の心理です。
「殴らせた彼女が悪い」
「彼女がこんな言動をしなければこんなことはしない」
などといったように責任を彼女に押し付けて、自分に原因はないという風に考えます。
DV男は彼女をコントロールしたい欲求が強いので、彼女が自分の思い通りに動いてくれないことに、不満を感じる人が多いです。
その結果、自分の思い通りに動かず、不満を感じさせた相手が悪いという思考になってしまうのです。
彼女を失いたくない
DV男の特徴でもある束縛が激しいというのは、彼女を失いたくないという心理からくる場合がほとんどです。
自分の一番そばにいてくれて理解して支えてくれる。
そんな大切な彼女だからこそ自分だけを見ていてほしい、他の人と関わったり新しい出会いがあると心配。
そのように彼女を大切に思う気持ちから、束縛をしてしまい、思い通りにならないと暴力をふるってしまうのです。
だからと言って暴力を振るうのは、歪んだ愛情ですし、それによって別れることになってしまったら本末転倒ですよね。
自分に自信がない
DV男には自分に自信がないという心理が隠れています。
自分自身の魅力や長所をわかっておらず、いつも他人と比べては劣っていると勝手に感じてしまいます。
そのため、暴力をふるうことで彼女を自分よりも弱い立場の人間にしてしまおうと無意識的に考えてしまうのです。
暴力を振るうことで彼女を自分の好きなようにコントロールしようとします。
彼女の愛情を強く求めている
DV男は彼女から愛されたいという欲求がとても強い傾向にあります。
暇さえあれば甘えていたいし、愛をたくさん伝えてほしいと強く思うのです。
そして彼女にも、そうであってほしいと願います。
しかし、その欲求が自分の求めるレベルに達しないと機嫌を損ねます。
そして、「こんなに好きなのに、どうしてわかってくれないんだ」といったような感情が暴力に発展してしまうケースもあります。
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DVを受けた時の対処法
これまでDV男の特徴や心理を紹介してきましたが、もしも、DVを受けてしまった場合はどのように対処すればよいのでしょうか?
専門機関に相談する
DVを受けてしまったら一人で抱えず、専門機関や第三者に相談するようにしてください。
専門機関に相談することで適切なアドバイスを頂けるともに、自分自身の気持ちの整理をすることにもつながります。
家族や友人など近い人へ相談するのも良いことですが、場合によっては状況がさらに複雑化したり、適切なアドバイスをもらえない場合もあるでしょう。
はじめは専門機関などに相談して、客観的な意見やアドバイスをもらえるようにしてください。
第三者を交えて話をする
DVに関して2人で話をするというのは危険です。
もしもDV男の気を害すような言動をしてしまうと、またしても暴力を振るわれてしまう可能性が高いでしょう。
DV男は基本的に外面は良いので、第三者を交えて話をすれば暴力を振るったり激高したりすることは、ほぼないと考えていいでしょう。
また、第三者を交えて話をすることで本人も自分がしたことの重大さに気が付き、反省する事にもつながります。
しかし、反省したとしてもまた時間が経てばDV行為が再発するケースもあります。
その場合は今後も続くことが予想されますので、迷わず別れを選択することをオススメします。
証拠を集め警察に通報する
これは最終手段ですね。
別れる覚悟ができており、なおかつ通報しないと身が危険にさらされる場合に行ってください。
DV男に罵声を浴びせられている音声を録音することや、暴力を振るわれた跡を写真で残すなどです。
法的制裁を受けて、DV男も心底反省するでしょう。
現在はDVについてのとらえ方も厳しくなっているので、しっかりと親切に対応してもらえます。
まとめ
この記事では、DV男の特徴や心理を紹介したうえで対処法についても解説させていただきました。
DVはすぐに治る人も少なからずいますが、大半はすぐには治りません。
また、DV男には優しくまじめで周りからの評判も良い人が多いで、出会ってすぐに見抜くことは不可能です。
少しでもDV男の傾向がみられる場合は、何かをきっかけに急にDVが始まる可能性も十分に考えられますので注意してください。
そしてDVを受けてしまった場合は、絶対に一人で抱え込まずに周りを頼ってください。
悪質なDVに一人で悩んで心身をすり減らすことはないのです。
この記事が少しでも、皆様のお役に立てば幸いです。