子どもの咳が止まらない!考えられる原因と止める方法とは?

子供の咳が止まらなくて辛そう。

一日中、小さい体を震わせて苦しんでいる姿を見ると変わってあげたい気持ちでいっぱいになります。

たかが咳と思いがちですが、とんでもありません。

咳が出る原因は風邪だけではなかったのです。

では咳が出る原因となる病気にはどんなものがあるのか?対処法は?

少しでも早く辛い咳から開放してあげるために、効果的な方法をご紹介します。

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咳はどうして出るの?

「気道」とは「気管」や「気管支」などからなる呼吸のための空気の通路です。

そこに侵入してきた様々な異物から気道を守ろうとする防御反応こそが、「咳」なのです。

刺激性の高いガスを吸ったり、タバコの煙でもむせるような咳が出ることがあります。

また、咳をすると「痰」が絡むこともありますね。

痰とは、粘膜で覆われている私たちの喉にホコリやウイルスが侵入してきたとき、それ以上体内に侵入させないためにそれらを粘液が包み込んだどものを言います。

それが徐々に喉の上の方に運ばれてる過程で、咳と共に排出されたり、また飲み込んでしまったりしているのです。

咳は、粘膜に包まれたウイルスを外に出す役割も担っているのですね。

咳には種類がある?

乾性咳嗽(かんせいがいそう)

コンコンコン、という乾いた感じの痰が絡まない咳のことをいいます。

ストレスや喘息、マイコプラズマ肺炎などが原因で出ることが多い咳です。

湿性咳嗽(しっせいがいそう)

ゴホンゴホン、ゲホゲホという痰が絡むような湿った咳のことをいいます。

子供はその痰をうまく出せなくて、呼吸しづらくなることがあるようです。

何度かうがいをさせたりして、なんとか外に痰を出させてあげたいと思い親は四苦八苦です。

風邪をひいた時などにはよく見られますが、痰が絡み外に出さなくてはならない原因が他にもあるはずなので原因解明が必要です。

咳の原因をみつけよう

出典;長引く咳は要注意。子どもに多い「マイコプラズマ肺炎」とは?

熱は下がったのに咳だけ治まらなくて・・・。

そんなことありませんか?

子供が3週間も咳をしっぱなしなのに病院に行かず放置なんてことはないと思いますが、咳が続く期間によって原因も様々あります

なので、どれくらい経っているのか、病院で処方してもらった薬を飲み切っても咳が治らないなどの時も期間を把握して、再度受診をした方が賢明です。

急性の咳・・・咳をしだしてから3週間未満であり、徐々に軽くなる傾向にある

遷延性の咳・・咳をしだしてから3週間以上8週間未満である

慢性の咳・・・咳をしだしてから8週間以上経過している(約2か月にわたり咳が出続けるのに原因がないとは考えにくいです)

風邪症候群

一般的に言われる風邪です。

ウイルス感染により鼻から喉へと伝わり、鼻水鼻づまり、咳へと続きます。

誰でもかかる可能性がある病気です。

急性気管支炎

ウイルス感染が原因となり気管支に炎症が起こっている状態です。

発熱も伴い、乾いた咳から湿った咳や痰へと変わっていきます。

ウイルスよりも細かい細菌感染の場合、高熱が続くことがあり抗菌薬が処方されます。

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マイコプラズマ肺炎

その名の通り、マイコプラズマという微生物が原因によりひき起こる肺炎です。

発熱や咳も出ますし、終始ダルそうにしているのも目に見えてわかります。

年齢によって、肺炎にかかる原因のウイルスにも違いが出てきます。

マイコプラズマは新生児期よりも2歳~6歳に置く見られるようです。

クループ症候群

ウイルスが原因で喉の奥が腫れて、呼吸困難に陥ることもある危険が伴う病気です。

少し難しいですが、犬の遠吠えに似た咳が出ます。

入院を伴うこともあるので注意が必要です。

注意すべきこと

出典;子供の咳が止まらない!咳を止める方法は?病院に行く基準は?

咳がつらそうなときは部屋を加湿して湿った空気を吸わせてあげましょう。

熱がないようでしたらお風呂に入って体を温め、湯気を吸うことで痰を柔らかくして出しやすくしてあげてください。

出てからは素早く体を拭き、早めに就寝しましょう。

タバコの煙は咳を悪化させるだけでなく、受動喫煙によるリスクも伴います。

吸う場所等配慮しましょう。

夜寝ると、途端に咳が増えることがありますね。

これは布団に入ることによる温度差や布団についていたホコリなどが原因です。

寝返りを打っても見えないホコリが立ちます。

目を覚ますようなら、水やイオン飲料を少しずつ飲ませてあげてください。

子供が2歳の時、あまりにも咳が止まらなくて小児科を受診したとろころ、マイコプラズマ肺炎にかかっていました。

一日中咳をしているけど機嫌はそれほど悪くはないという状態で、熱もなく元気。

ただ、保育園や幼稚園は登園禁止になってしまう「第三種感染症」のため、自宅療養が必要でした。

感染力がなくなったと判断されたら登園許可が下ります。

そして夜はやはり苦しそうにすることがあって、その時は常に抱っこして上体を少しナナメにしてあげていました。

抗菌剤の投与で次第に良くなっていきました。

咳くらいで病院に連れていくのは大変・・

気持ちはとても分かりますが、その咳の奥には重症に繋がる原因があるかもしれません。

たかが咳と侮るなかれ。

1分1秒でも早く、苦しそうにしている咳から解放してあげたいですね。

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